緊急避妊薬とは、避妊をせずに性交渉をしてしまったり、コンドームをしていたけれども何らかの事情で脱落してしまったり等、避妊を望んでいたにもかかわらず、失敗してしまい望まない妊娠の可能性がある際に、妊娠を阻止する薬のことをいいます。
避妊の失敗があった夜の次の朝に飲むことから、モーニングアフターピルと言われています。
その名の通り緊急時に使用するお薬ですが、特に朝に飲むと決められたものではありません。
緊急避妊薬は、生理周期のどの時点で避妊に失敗したかにもよりますが、主に排卵を抑制するまたは受精を妨げるよう作用します。
ひとたび、精子と卵子が結合して受精卵となり子宮内膜に着床してしまうと妊娠成立となります。
この時期になってしまうと緊急避妊薬を飲んでも妊娠を阻止することはもうできません。
したがって緊急避妊薬は、無防備な性交渉が行われた72時間以内に服用します。
やむをえず、72時間を過ぎてしまった場合でも120時間までなら、内服しないより、内服した方が良いと言われています。