緊急避妊

緊急避妊薬(モーニングアフターピル)とは

緊急避妊薬(モーニングアフターピル)とは

緊急避妊薬とは、避妊をせずに性交渉をしてしまったり、コンドームをしていたけれども何らかの事情で脱落してしまったり等、避妊を望んでいたにもかかわらず、失敗してしまい望まない妊娠の可能性がある際に、妊娠を阻止する薬のことをいいます。
避妊の失敗があった夜の次の朝に飲むことから、モーニングアフターピルと言われています。
その名の通り緊急時に使用するお薬ですが、特に朝に飲むと決められたものではありません。

緊急避妊薬は、生理周期のどの時点で避妊に失敗したかにもよりますが、主に排卵を抑制するまたは受精を妨げるよう作用します。
ひとたび、精子と卵子が結合して受精卵となり子宮内膜に着床してしまうと妊娠成立となります。
この時期になってしまうと緊急避妊薬を飲んでも妊娠を阻止することはもうできません。
したがって緊急避妊薬は、無防備な性交渉が行われた72時間以内に服用します。 やむをえず、72時間を過ぎてしまった場合でも120時間までなら、内服しないより、内服した方が良いと言われています。

緊急避妊薬(モーニングアフターピル)の成功率

上述の通り、緊急避妊ピルは性交後であっても受精卵の着床、すなわち妊娠を防止します。
しかし成功率は、100%ではありません。
正確に服用した場合であっても数%は妊娠を防止できない場合があると言われています。
その避妊効果は、ピルの服用に劣ります。

したがって、緊急避妊薬はピルの代わりにはなりません。
あくまでも緊急時のやむを得ない手段としてとらえ、普段はピル服用などの確実な避妊方法を実践することが大切です。

緊急避妊薬(モーニングアフターピル)の副作用

緊急避妊薬(モーニングアフターピル)の副作用

緊急避妊薬服用による副作用は吐き気、頭痛などです。
ほかにもめまい、腹痛などの副作用を訴える方もいます。
しかし、緊急避妊専用薬であるノルレボ剤では多くの方にこのような副作用はみられません。

緊急避妊薬(モーニングアフターピル)の種類

緊急避妊薬が正式に認可される以前は、生理不順などの治療に使う中用量ピルが緊急避妊ピルとして使用されていました。
2011年からは、正式に承認されたノルレボ錠が使用されています。
そのため現在ではプラノバール錠等中用量ピルを緊急避妊ピルとして用いることは認められておりません。それに加えて、中容量ピルはノルレボ錠と比べて避妊効果がかなり低いことと、激しい嘔吐など重篤な副作用がみられることなどから、当院では処方しておりません。

  • プラノバールと比較して、副作用が少ない
  • 重篤な副作用である血栓症がない
  • 嘔吐の心配がほとんどない
  • 正式に認められた緊急避妊薬である
  • 服用が1回ですむ

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