よくある質問

ピルに関するよくある質問

緊急避妊薬(モーニングアフターピル)に関するよくある質問

ピルに関するよくある質問

Q 低用量ピルの成分を教えてください。
A
もともと女性の体は、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンバランスで成り立っています。
ピルはこれらエストロゲンとプロゲステロンによく似た成分のホルモンを含んでいます。
ピルでなぜ避妊が可能となるのでしょうか。
ピルには妊娠時と同じホルモンバランスとなるようなホルモンが含まれています。
それにより脳が「妊娠した」状態であると認識し、排卵されなくなるわけです。ある意味で、人工的に妊娠状態を作り出す方法ともいえます。
Q 低用量ピルはいつから服用できますか?
A
妊娠していなければ、原則いつからでも服用をスタートできます。
実際には、月経の初めから飲み始める方が多く、この場合には、その日より避妊効果を得られます。
Q コンドームとの違いを教えてください。
A
コンドームを正しく使用しても妊娠してしまう方が時々おられます。
コンドームでは確実な避妊ができません。
お産を経験していない方で、確実な避妊を考えている方にはピルの服用をすすめています。
Q ピルには避妊以外の効果がありますか?
A

ピルの服用は避妊効果だけでなく、女性に以下のようなメリットをもたらすことが広く知られています。

  • 生理が軽くなる
  • 生理周期の安定
  • 子宮体がん、卵巣がんになりにくくなる
  • 子宮内膜症が軽減する
  • 月経前症候群が軽減する
  • 肌荒れ、ニキビが軽くなる
Q 低用量ピルを飲むと不妊症になりますか?
A
ピルの内服で不妊症にはなりません。
むしろ、ピルは不妊症の原因の一つである内膜症の悪化を防ぐことができます。避妊の必要がなくなり、妊娠を希望する場合には、服用を中止するだけで、排卵が自然に再開します。
ピルを中止した直後の妊娠でも胎児に影響がないことがわかっています。
長年にわたりピルを飲んでいても、服用を中止すればすみやかに排卵が再開し、自然に妊娠することができます。
Q 低用量ピルを飲むと太りますか?
A
その心配はありません。中容量タイプなどの過去のピルでは含まれるホルモン量が現在の低用量ピルと比較して多かったため、体重が増えることもありましたが、現在ではそういった心配はありません。
むしろ、月経前症候群(PMS)の症状の一つである過食がなくなり体重が増えにくくなったという方もいるくらいです。
Q ピルをもらう前に必要な検査はありますか?
A
初診時に血圧測定を行います。
問診や診察の結果必要と思われる場合は検査をおすすめいたします。
それ以外では、当院では内診、血液検査等は必要ありません。
Q ピルの副作用を教えてください。
A
飲み始めに一時的に副作用が出ることがあります。
もっとも多いものは吐き気やだるさなどです。ピルは人工的に体を妊娠状態にするため、「つわり」に似た症状が出ることが知られています。
ただしあくまでこれらは一時的なものにすぎません。
開始から数週間以内で落ち着くことがほとんどです。乳房の張りは、3~6ヶ月続くことがあります。
飲み続けていくうちにこれらの症状が気にならなくなることがほとんどです。
また副作用の大半が飲み始めに出るものであり、長期服用後に現れるものはほとんどありません。
Q 21錠タイプと28錠タイプはどちらがいいですか?
A
ピルのシートには、21錠タイプと28錠タイプがあります。
28錠タイプには偽薬といって7日分の偽薬(ホルモンは含まれていない、作用のないもの)が含まれています。
偽薬には薬剤は含まれておらず、単に毎日飲むことを習慣づけるためのものであり、飲み忘れを防止するためのものです。
飲み忘れしないのであれば、偽薬を含まない21錠タイプでも全く作用は同じです。
Q ピル服用中に出血しました。どうすればよいでしょうか?
A
ピルを服用開始後しばらくしてから、不正出血のような性器出血がみられることがあります。
これらのほとんどが少量で茶褐色の出血であり、大量の鮮血であることはありません。
この場合は飲み始めによるホルモンバランスの変化によるものですので、中止せずに服用を続けてかまいません。
1~2ヶ月もすれば自然に出血はおさまるでしょう。
おさまらない場合は、ピル以外の原因を検討する必要があります。子宮頸がんや子宮筋腫といった疾患によっても出血することがあります。
ピル服用の有無にかかわらず、これらの疾患は気をつけねばなりません。
Q ピルを飲み忘れました。どうすればよいですか?
A
特に飲み始めのころは、つい飲み忘れてしまうことが多いようです。
飲み忘れの場合、何日間飲み忘れたかによって対処方法が異なります。
1錠飲み忘れた場合は、飲み忘れに気づいた時点で1錠すぐ飲んでください。
そして、いつもの時間にもう一錠飲んでください。

つまり、飲み忘れに気づいた日は前日分と合わせて2錠飲むことになります。
2日以上飲み忘れた場合は改めて説明書をお読みいただくか、ご遠慮なくご相談ください。

緊急避妊薬(モーニングアフターピル)に関するよくある質問

Q 緊急避妊薬に副作用はありますか?
A
当院では、緊急避妊専門薬であるノルレボ錠を既に多くの方々に使用していただいております。
現在まで、ほとんどの方に副作用をみることはありません。
ご心配の方には電話等でご相談に応じております。
Q 緊急避妊薬を飲むと不妊になりませんか?
A
薬は速やかに体外へ排出されるため、不妊の心配はありません。
Q 緊急避妊薬を飲めば妊娠しませんか?
A
緊急避妊薬による避妊成功率は100%ではありません。
定期的なピル服用に比べて、その避妊率は下がることが知られています。
したがって、緊急避妊薬はあくまでも緊急時の避妊法として考え、普段はピル服用などによる確実な避妊が必要です。
また、避妊に失敗してから72時間以内に服用をしなくてはならず、それ以降では十分な効果を発揮しません。
但し、120時間以内ならば内服しないよりは内服した方が避妊に効果的だといわれております。
Q 避妊に失敗した!どうすれば?
A
まずは当院を受診してください。土日祝日も16時まで診療してます。
また予約も必要ないので、そのままご来院いただくことができます。ただし、避妊の失敗から72時間以内に薬剤を服用する必要があります。
したがって避妊に失敗した場合はなるべくすぐに来院することが必要になります。
Q 緊急避妊薬を使った後、次の生理はいつ来ますか?
A
月経周期のどの時点で服用したかによって異なりますが、基本的には多少の前後はするものの、次の予定の生理日前後に発来します。予定生理日より1週間以上生理が来ない場合には妊娠の可能性を考える必要があります。
Q 保険証がありません。どうしたらいいですか?
A
緊急避妊薬の処方は自費になり健康保険は使えません。
したがって健康保険証の持参は不要です。そのままご来院ください。

ご予約・お問い合わせはお気軽に

東京都町田市にお住いの方で生理痛や避妊についてお悩みでしたらご相談ください。
町田駅から徒歩1分、土日祝日対応しています。

pagetop